フィリピン留学体験談 #197|東京都HYさん (20代男性) JIC Baguio 12週
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これから始まるみなさんの貴重な時間を精一杯感じてきてください |
先日JICバギオ校の3ヶ月のプログラムを終えて帰国された日本人留学生 HIROさんの体験談です。 滞在期間:2009年8月下旬~11月下旬 年齢:24歳 職業:大学院生 私はフィリピンのバギオにあるJICバギオで3ヶ月の英語留学を体験しました。そこでの体験から学んだこと、経験したことについてお伝えします。フィリピン留学に不安な気持ちを抱いている方、JICに興味をお持ちの方々にとって少しでも役に立てば幸いです。 まずは私事で恐縮ですが、私が英語留学をすることに至った経緯から説明していきます。理由は2つあります。まず1つ目の理由として、私は日本の理系大学院1年生です。理系の大学院生は国際会議で自分の研究を発表するという機会があります。もちろん会議は英語で行われるのでそのために英語力を上げなければいけないということ。2つ目は将来、自分が就職したいと思っている企業にとって英語のスキルが必須ということです。 そこで自分の目標と自分の英語力を比較してみて、このままではダメだと思い英語の勉強を始めました。英語の勉強は大学受験以来でしたし、はっきり言って私は英語が嫌いでした。それなら自分を英語しか使えない環境に追い込んでみようと思い、留学を決意しました。まず、英語留学に関する情報を集めました。最初はアメリカ、カナダ、オーストラリアに留学しようと考えていましたが、自分が大学院生ということもあり、お金をかけられなかったので極力安い条件で探していき、たどり着いたのがフィリピン留学です。 聞き慣れないこのフィリピン留学という言葉に不安を感じたのですが、なによりも費用の安さとマンツーマンクラスを中心としたカリキュラムに惹かれてJICで勉強することに決めました。自分がフィリピンに行く前に不安に感じていたことと、実際体験してどうだったかは下記の通りです。 ![]() ●治安に関して まずはやっぱり治安に関して心配な方が多いと思います。バギオに関して言えば必要以上に心配することはありません。フィリピンに勉強だけを目的として来られるのであれば外出する必要はありません。食事は毎日3回提供され、部屋の掃除と洗濯は週3回というシステムなので、それだけでも十分生活できます。ただそんな生活に耐えられる方は少ないと思います。せっかくフィリピンに来たのだから、海にも行きたい、世界遺産も見に行きたい、友達と飲みに行きたいという方も当然いらっしゃると思います。ただ危機管理意識を持って行動すれば安全に楽しめると思います。もちろんダンスクラブや人気のない夜道などは危険ですので最低限のルールは守って行動してください。 ●生活に関して 次に生活に関して私なりにまとめていきます。まずは病気に関してマラリア、デング熱など、フィリピンでは様々な感染症や風土病がありますが3ヶ月滞在して私を含め、生徒がこれらの病気に感染するということはありませんでした。ただ、情けない話ですが私はフィリピン滞在2週間目に、食べ物を原因としたアレルギーを起こしてしまい2日間ダウンしましたが、それっきり健康に2ヶ月半を過ごすことができました。あとは生徒の出身国構成ですが、やはり韓国資本の学校なので約90パーセント以上が韓国人の生徒です。この点に関しても心配する必要はありません。私は約2ヶ月間、日本人は自分だけという生活を送りました。もちろんコミュニケーションは英語です。韓国人の生徒たちも英語を勉強しに来ているのですが、韓国人同士でコミュニケーションをとるときは韓国語を使っていました。誤解を恐れず申し上げれば、彼らからしてみれば日本人は恰好の練習相手です。だから、みんな話しかけてきてくれて人気者になった感覚さえ味わえると思います。ただ、みんなで飲みに行くとやっぱり韓国語で盛り上がっちゃうので注意してください。 ●英語に関して 最後に英語に関してまとめていきます。基本的にJICの先生の発音には問題はありませんでした。それでも完璧な発音を身につけたい方は先生を選んでください。先生によって発音に違いがあって、発音がきれいな先生は本当にきれいです。私は当初まったく英語が喋れなかったのですが、1ヶ月で聞けるようになり、2ヶ月で先生と英語で口げんかできるようになっていました。継続は力なりとは言いますが本当にその通りで、毎日英語漬けの生活をしていると1人でなにか考えるときも英語で考えるようになり、寝ているとき英語で夢を見たりします。フィリピン留学の良い点はマンツーマンクラスだと思います。自分のレベルが低くても、高くても、より生徒が向上できるように先生が自分のためだけに全力を注いでくれます。 以上、私が不安に感じていたことに関して体験を通して、主観的ではありますが感想を述べさせていただきました。 私のフィリピン留学の総括的評価は大満足です。この気持ちを作ってくれたのは、もちろん英語力向上という目的を果たしてくれたJICのカルキュラムもそうですが、なによりもフィリピンで出会った人々です。彼らが僕の価値観を変えてくれました。ぶち壊してくれたというほうが表現は正しいかもしれません。ここでは書ききれないほどのことを教わりました。本当に感謝しています。 今、留学を検討中の方にアドバイスさせていただけば、やはり目標を持つことだと思います。TOEIC900点以上でもいいですし、外人の彼女、彼氏が欲しいという目標でもいいと思います。目標がなければやる気が落ちてきます。目標を設定して、あとは目標に向かって全力で走り抜けましょう。英語は、読み→理解→実践→評価→記憶だと思います。読み→理解、ここまでのプロセスは日本でもできますが、実践→評価→記憶というプロセスは外人を相手にすることで成り立ちます。逆に、読み→理解というプロセスは日本でも行えますので、語彙力と文法はしっかり勉強して行くことをお勧めします。 ●最後にこれからフィリピン留学を予定の方へ この際どこの学校がいいとか関係ないと思います。ただこれから発展途上国のフィリピンで良いところも悪いところも受け止めることで、先進国の日本の良いところも悪いところも感じることができると思います。これから始まるみなさんの貴重な時間を精一杯感じてきてください。 HIROさんはJICバギオ校の3ヶ月間でUpperBasicからPreIntermediateにレベルアップされて帰国されました。 |