フィリピン留学体験談 #135|東京都ROさん (20代女性) Philinter 16週間
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インターネットルームがあって日本語入力ができるパソコンも何台かありますが、結構使っている人が多いので自分が使いたいときには埋まっていることが多いです。 |
フィリンターでは、生徒一人ひとりにBuddy Teacherなるものがつきます。これは、日本で言うところの担任の先生と考えてください。日本の学校なら担任1人に対し大体30人か40人くらいの生徒がいますが、フィリンターでは担任1人に対し大体数人です。担任の先生はバディー・ティーチャーBuddy Teacherと呼ばれ、その生徒はバディー・スチューデントBuddy Studentと呼ばれます。それぞれのBuddy Teacherは大体2、3人ほどのBuddy Studentを抱えています。ただし、中にはBuddy Studentが1人だけの人、Buddy Studentがいない先生もいます。 具体的にどういうシステムかというと、Buddy Teacherは自分の生徒のスケジュールを決め、またBuddy Teacherが中心となって成績の評価をします。授業のスケジュールには、必ずBuddy Teacherとの1対1の授業があります。また何か分からない事があったら、Buddy Teacherに質問をすると親身になって答えてくれます。授業の事や勉強の方法、ジプニーの使い方や場所、どこかの場所への行き方など、いろいろ聞いて見るといいでしょう。ただ先生も万能ではありません。それぞれの先生で知っている事や知らない事は違うので、Buddy Teacherが知らない事は他の先生に聞きましょう。 先生も色々な先生が居まして、マクタン出身の人、セブ出身の人、マニラ出身の人、ミンダナオ出身の人や、イギリス、アメリカ出身の人もいます。全員最終学歴が大学の先生ばかりです。看護士だった人、現地の人と結婚したカナダ人や、会社を退職してフィリピンにやってきたアメリカ人など、様々な先生がいます。ただ基本的には文系出身ですね。先生の出身は様々ですが、先生によって担当の教科も違います。Reading, Listening, Writing, Speaking, Grammarがあり、一つの教科のみ教えられる人もいれば、全教科教えられる人もいます。やはりそこは人と人との出会いですから、いろいろ話を聞いてみるのもいいでしょう。イギリス英語とアメリカ英語の違いを、生で聞いて見るのも面白いと思います。 また、殆どの人が怪我も病気もせずに帰国するのですが、稀に何かの病気か怪我で入院したり、入院は無くても病院に行かなければならない場合があります。その際Buddy Teacherが付き添ってくれる事があります。ただ、これについては人によりけりですね。英語がそこそこに出来れば意志の疎通も難なくこなせるので、別にBuddy Teacherに付き添って貰う必要は無いです。 余談ですが、僕もこの前歯痛により1人で病院に行きました。診察結果は虫歯ではなく歯のウィルス感染だったのですが。ちなみに歯科治療は保険の対象外の場合が多く、歯科治療で補償してもらうためには別途料金が必要なのですが、僕の場合は診察と処方箋だけだったので、比較的安く済みました(薬代含め約500ペソ)。もし虫歯か歯髄炎かで治療もしくは抜歯になった場合、結構高くつくそうです。 歯痛に苛まされた人間からのアドバイスですが、フィリピン人は歯をすごくよく磨くのですが乳製品をあまり取らない傾向があります。事実スーパーでも牛乳が殆ど置いておらず(低脂肪乳はあるのですが)、歯に悪いコーラがスーパーでも近場のお店でもポピュラーです。そのため、歯は綺麗なのですが、細菌に対する歯の抵抗力は比較的弱く、結構多くの人が歯医者に通っています。ですから、カルシウムをなるべく摂取するよう心がけましょう。万一歯が痛い場合は、リステリンを購入して場をしのぐ事を推奨します。 ちなみに、Buddy Teacherは変える事が可能です。理由としては、Buddy Teacherの授業についていけないっていうのがありました。ただ余程特別な理由が無いなら、Buddy Teacherを変更する必要は無いと思います。また、ホチキスなど和製英語が存在するように、Buddy Teacherやバッジメイト(同じ時期に入ってきた生徒はこう呼ぶ)など、フィリピンでしか通用しない英語も存在するので、注意しましょう。 おそらくここでの生活は、長期旅行の延長線上に位置すると思います。多くの長期旅行者が言うように、「旅行は出会い」です。ここでの生活も半ば長期旅行なので、多くの人に出会えると思います。フィリピンは島ひとつ違えば言語も宗教も違う国なので、それだけでも多くの種類の人間に会えると思います。 |