フィリピン留学体験談 #99| 鹿児島県HMさん(20代男性) Philinter 8週間
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テストは午前中だけだったので午後からは場所をうつしてスポーツフェスティバルが行われました。 先生、生徒入り混じっての大会です。 |
今オレは、歴史的瞬間に立ち会おうとしているッッッ!!!!! 冗談を言いました。フィリピンは英語圏なので、映画やスポーツの試合などを日本よりも早く見る事が出来ます。今Manny Pacquiaoのボクシングの試合(通称Dream Match)をテレビで見ています。Manny Pacquiaoといえばミンダナオ島出身の世界ライト級チャンピオンで、フィリピンでは超人気のボクサーです(本当かどうかは定かではないが、政府軍と反政府勢力の戦闘が試合の時だけストップし、彼の試合が放映されているときは犯罪が全く起こらないとか)。相手はOscar De La Hoya、6階級制覇を達成し、バルセロナで金メダルを獲得したアメリカのボクサーです。僕自身はあまりボクシングに明るくないため、なぜこの試合がDream Matchなのかイマイチよく分かりません。そこらへんは、もう語学能力云々ではなくて、むしろ知識と技術の問題だと思います。6階級制覇の何がすごいのか、イマイチよく分かりませんし。 ちなみに、試合自体は12月6日に行われており、今放映されているのは録画です。国民的英雄のはずなのに、なぜ録画…あと、日本ではWOWOWで試合を観る事が出来るそうです。亀田三兄弟がどうたらこうたらですごくボクシングに関心を持つような雰囲気が日本で出来上がってきた感じだったけども、こうしてみると、彼らはボクシングに投げ技とカラオケを持ち込んだだけだったわけですね。ボクシングには投げ技が無い…そう思っていた時期が俺にもありました。 次に、フィリピンの映画事情ですが、前述の理由からアメリカやイギリスの映画を日本よりも早く観る事が出来ます。もちろん字幕はありませんが。High School Musicalや007の新作をちょっと前にやっていて、この前は007の新作Quantum Of Solaceを見ました(日本での上映は1月で、しかもタイトルは「慰めの報酬」。007で日本語訳のタイトルがつくのは20年ぶりだそうです)。僕はまだ見ていませんが、今はTwilightという映画が人気だそうです。しかし、日本ではあまり有名ではない。それどころかWikipediaにすら日本語版は載っていない。こうしてみると、日本と海外の温度差を、垣間見る事が出来るわけです。どこの国でも流行っているものと、日本でしか流行っていないもの、海外でしか流行っていないものもあるわけです。 僕の先生が、前にこんな事を言ってました。「日本人は英語だけではなくフィリピンの文化も学ぼうとするけど、韓国人は英語しか学ぼうとしない」。その言葉が真実かどうかは僕にはよく分かりません。確かに多くの韓国人は自国の文化を持ち込む癖があり、あまりフィリピンの文化を学ぼうとしません。例えば、「自分の事をヒョン(兄貴)、ヌナ(お姉さん)と呼べ」と僕はよく言われました。韓国では年上の人は敬うように教えられているからです。日本では食べるときクチャクチャ音を立てないように教えられていますが、韓国では逆に食べるときにクチャクチャ音を立てるように教えられています。授業が終わると早々に帰ってしまうし、ジプニーではいつも韓国語を喋っています。正直言ってちょっとストレスなんですが、でも日本の事を知ろうとしている韓国人も結構いますよ。また、一部の日本人もあまり文化を学ぼうとしないのも事実といえば事実です。僕がオーストラリアにいた頃は、日本人・韓国人・インド人は、「いつも集団で行動する人々」の代表格でした。韓国人同様日本人もよく集団で固まって行動してますから。フィリピンに来て英語しか学ばないのは、あまりよろしくないと思います。英語を学ぶだけなら日本でも出来るわけです。英語はあくまでツールです。勉強だけしていてはだれるので、映画やスポーツを見てモチベーションを高めるのもいいと思います。フィリピンがどんな国なのか、映画や試合を見るだけでも学べますから。
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