フィリピン留学体験談 #67|千葉県EYさん(20代女性) LIFE CEBU 2週間
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フィリピン留学最大のメリットといったらやはり格安のマンツーマンレッスンだと思います |
③オリエンテーション 翌日はセブの祝日で授業はお休み、私たち新入生は一日オリエンテーションを受けなくてはなりませんでした。 前日あまり食べていなかったせいもあり、朝からお腹がすいていました。 食堂は4階の奥の方(説明し難い)にあり、朝食は7時半から8時半。昼食は12時から13時、夕食は17時から18時となっています。 食べ放題と聞いていたので、なっにかなぁ~と足取り早くわくわくしながら食堂へ向かったのですが、メニューはいたってノーマルで、食パン、目玉焼き、トマト、キュウリ、レタスとお粥(塩分控えめの優しいお味)、飲み物は水(お湯)かジュースでした。多少拍子抜けしたことは否めませんが、それでもこうやって用意してくれていることに大変有り難く感じました。トースターが数台用意されているのでそこでパンを焼いて、テーブルに用意されているマーガリンやピーナッツバターを塗って食べれば、やっぱり焼きたてトーストのうまさは万国共通だなと5,6枚ほど食べていました。 ※朝食の風景 オリエンテーションに集まった学生は全部で15名ほど。この中で日本人はやはり私一人でした。このメンバーがいわゆる同期で、今日明日と行動をともにするメンバーでした。 韓国人女性の職員の方が数十分にわたり、私たちに学校のルールや授業体制などを説明してくれました・・・が、すべて韓国語なのです。私は黙って聞いているしかありません。配られたプリントは英語で書かれており、その時間はそれを読解する時間に当てました。その女性職員は話が終わると私の横にたまたま座った学生に、今の話を英語に訳してあげてと(おそらく)韓国語で依頼しており、私はそのたまたま座った女の子の拙い英語で理解するしかありませんでした。しかし翌日に別の韓国人男性(たぶんボス)が私の為に時間を作って、英語で説明してくれました。これで一安心です。 オリエンテーション終了後、学校からタクシーで10分ほど行ったところにあるアヤラショッピングモールへ案内してくれました。そこは超大型のショッピングモールで食料品や日用雑貨に衣料品、いずれも安価で手に入れることができ、なおかつ両替所やATMもあるので留学生は何かとそこへ行きます。ライフからはタクシーで50ペソほどで行けてしまうので大変便利です。(タクシーは初乗り30ペソ!) 物価は日本と比べると大幅に安いです。お菓子や飲み物も躊躇わずに購入できてしまいます。私はシャンプー等の日用雑貨は日本から持ってきましたが、この安さならこっちに来てから揃えてもよかったな、と思いました。また、婦人服や下着、雑貨においても 十分すぎるほどの品揃えと低価格なので、いっそのこと、こっちで揃えてもいいのかもしれません。 ④ 授業についてⅠ 3日目、私たち新入生はレベル分けテストを受けました。テストの内容はTOEICの模擬試験そのもので、苦痛な90分間でした。その後、1対1のインタビューを5分程度受け、翌日授業開始時間前に自分のクラスが発表されるというものでした。 本来一日4時限(午前午後二時限ずつ)あり、そのうちの3時限分が学校側から指定されます。3時限のうち2時限分は1対1のマンツーマンクラスで残りの1限はグループレッスンです。グループレッスンは、4対1、8対1、CNNクラスと分類されており、これも学校側が各学生のレベルに合わせて指定してきます。 これは実際に私が体験した一日のタイムスケジュールです。 8:30~10:20 1:1クラス 10:40~12:10 休憩時間 12:10~13:10 お昼休憩 13:10~14:40 1:1クラス 15:00~16:50 CNNクラス 学生によって一日のスケジュールは異なります。授業時間の変更も可能なので、朝が弱い学生は一限目の授業を他の時間へ移動したり、反対に午後は遊びに出かけたいという学生は5限目を空いている時間へ移動します。 そして私たちはこの空いている時間にスペシャルクラスというものを受けることも出来ます。スペシャルクラスの科目はスピーチクラスとリスニングクラスの2科目で、各クラス50分間、どの学生も空いている時間に入ることが可能です。ただし、定員が10名と決まっているので早めに登録をしなければなりません。登録方法は事務所前の掲示板にあるスペシャルクラスの参加者リストに自分の名前を書き込むだけです。私はスピーチクラスを取ってみました。 私の取ったスピーチクラスは韓国人の男子学生を中心とした笑いの絶えないおもしろいクラスでした。授業の内容は主に発音練習でした。残念ながら10人中私ともう一人の日本人学生だけがクラスの発音の足を引っ張っているようでした。日本人の発音はネイティブにとって理解しがたいものがあるようです。(単に私たちに問題があるのかもしれませんが・・・) ④授業についてⅡ フィリピン留学最大のメリットといったらやはり格安のマンツーマンレッスンだと思います。ウェスタンカントリーでは到底まねできないような低価格でマンツーマンレッスン(それも1日2回!)を受けることができます。 授業は先にも述べたとおり一日二回行われ、それぞれ先生が違います。私の場合、午前の先生はブライアンという30歳位の男性でした。ブライアンは日本文化に大興味を持っていて、特に侍や忍者などについては私よりも知識があるほどでした。午後はアイリッシュという女性の先生でした。歳はなんと23歳、しかし若さを感じさせない鋭い観察力で、しっかりと英語を教えてくれました。 マンツーマンクラスの授業内容は人によって様々ですが、主に先生と相談の上決めます。個人の目的にあった授業内容を提案してくれるのでとても効果的だと思います。私は、午前中の先生はフランクな先生だったこともあり、毎日その日気分の話題で授業が進められました。午後の授業も同様で、特に重点を置きたい分野もなかったので、先生が提案してくれた授業(月曜と水曜はスピーキング、火曜と金曜は教材を使ったレッスン、木曜はライティング中心の授業)を初回に計画しました。しかし大半は授業開始時に盛り上がった話題が延長してスピーキング中心の授業で終わったように思います。型にはまらず、堅苦しい雰囲気もなかったので、まるで友人とおしゃべりしているような感覚で時間が流れていきました。どちらのマンツーマンクラスも大変充実したものでした。そして、両者タイプの違う先生だったことも良かったと思います。 グループレッスンはCNNクラスでした。CNNニュースを何度も聞き、聞いた音を文字に起こしたり、ブランクがある文章の穴埋めをしたり、話を推測したり、とても難しい授業内容でしたが先生が明るい先生だったこともあり、和やかなムードの中、自分のペースで勉強をすることが出来ました。マンツーマンとは違った雰囲気を味わえるのも楽しいです。 学生の中にはやはり先生との折り合いが悪かったり、授業内容に不満があったりと変更を希望するものもいました。クラスの変更はもちろん可能なのですが、金曜の早朝(たしか6時)に整理券を受け取る必要がある為、多少の手間がかかります。また変更手続きは1週間前にすませなくてはなりません。 また、テキストはあまり使っていませんでした。使ったとしても、1対1ではあまり効果的ではない気もします。特に私の場合は2週間の滞在なので実際に使ったページはほんのわずかなものでした。必要な分だけをコピーさせてもらう、テキストは使わない、授業以外でも使える実用的なテキストにするなど、なにか配慮して欲しいものでした。 発音についてですが、俗にフィリピン人の英語にはたまりがあるといいます。まさしくそのとおりであり、ハリウッドのドラマや映画で聞く発音とは微妙に違い、先生はともかく、デパート内での放送や町の人々の英会話などは聞き取りにくく感じます。人それぞれですが、決してこれも偽物ではないと思えばなんてこともない気がします。 アイリッシュ ブライアン |