フィリピン留学体験談 #66|東京都YTさん(30代男性) Philinter 16週間
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部屋は縦長12畳くらいの広さで最低限のものは揃っている印象を受けました。また、シャワーとトイレも清潔でした。 |
セブにしたのは英語を話す人が多く、リゾート地であり、また安かったからでした。学費が安い、物価が安い、たとえばネットカフェ1時間100円、インスタントカップコーヒーは16円です。どの国においても、危ない地域はあって、その中でフィリンターは最も治安と交通事情に優れたエリアに拠点がありました。そのメリットは大きく迷いませんでした。 さて話は出発日、セブの空港には日本人のスタッフが出迎えてくれました。空は晴天、風は微風、空気はきれい、過ごしやすい環境を感じました。フィリンターのバスに乗って学生寮へ行きました。このバスはフィリピン独特の乗り物、ジープニーです。軽の小型トラックを改造して人をたくさん乗れるように改造した乗り物です。とても素敵な体 験でした。背中に風を感じるバスなんて、あまり体験しませんから短い時間だけど楽しめました。学生寮は空港から5分程度の場所にあり、空港へ往来するタクシーが何台もあります。タクシーを拾いやすいところです。学生寮から学校までは徒歩5分から10分程度、ジープニーで2分です。学校の下の階にはスーパーがあり日用品を買って帰れ ます。便利な立地条件は本物でした。 私がフィリンターを訪れたときの日本人のスタッフはECOさんです。ECOはとても分かりやすい説明をしてくれました。学生寮の規則と学校の規則です。退学処分の対象は丁寧に分かりやすく、大人なら分かってるマナーは簡略して、オリエンテーションが進みます。最も罰則対象になりやすいのは門限で、夜10時、祝前日は12時、これは厳守してほしいとのこと。3度目の警告で退学処分となる規則はセブで最も厳しいそうです。 学校は先生を変えたい、欠席した場合などのルールです。ECOさんから離れるとすべて英語環境になりました。テレビ、ロビー、学校、すべて英語です。学生寮のルールには、まず英語文化を生活に取り入れようと書いてあり、私はテレビをCNNにしてみました。聞き取れないけれど、数日間過ごすうちに単語を知っていれば聞き取れる程度になっていくので、自分の順応性に驚きました。 クラス分けテストはとても難しい出題で、それで点数が決まります。私は昔から英語できない生徒だったので予想通り101、最下位のクラスになりました。最下位といっても、授業が英語で進みますので、初歩の初歩ではありません。一般的な文法をすべて英語で色々な単語を交えて進みます。知らない単語が出てくると電子辞書で調べます。電子辞書によりますが私の使ってるセイコー製だと、調べた履歴が残るので学生寮へ戻っ てから復習ができます。英語は簡単なものでさえ、聞き取れませんでしたが、授業の始まった火曜日から木曜日にかけて慣れてきました。いま授業は平日7時間、土曜4時間、とっています。分からなくて予定より遅れた分、中途半端に終わった次の予定分があると、それらの問題は全部宿題になります。分かっていることは書かずに話して答えていきます。苦手な私でも一週間目で最高6ページ進みました。 ボイスレコーダーは必須です。退屈に感じた授業でも録音したものを帰って聞くと、とても真剣に親切に教えていると気づきます。いま少々無理をして帰って4時間、録音した授業を聞いています。先生の言ってることをつぶやいて確認しています。いまはどう か知りませんが、35歳の私が中学高校で勉強した内容よりずっと濃く、大学の英語授業を受けていると思ったほうが自然です。Whyの質問に対してBecauseで答える質問に最初は戸惑ったけれど、慣れるように努力してみると翌日には自然にBecauseと言って考え答えられるようになりました。こうして一週目は順調に終わりました。 最初の一週間は生活面でも努力しました。早く寝て、朝起きたら柔軟体操をして、頭が最大に活発になるよう朝と昼に日本から持ち込んだイチョウの葉エキス錠を飲んで準備しました。それでも一週目は慣れないせいでしょう、眠くて眠くて先生に失礼と思うほどフラフラでした。でも英語は話せるとカッコいいと自分に言い聞かせてキャンセルし ないで続けました。途中の10分休憩、柔軟体操をして眠気を覚ますように取り組んだところ、ビンゴ!加えて得意なフリースタイルダンスで踊り体を動かしてみたら、さらに集中できるようになりました。とても楽しい一週間でした。 |