フィリピン各地域の特徴について
【フィリピン留学で行くシキホール】「黒魔術の島」ってどんな島? 5分でわかるシキホールの魅力

こんにちは!CEBU21留学カウンセラー山本です。
今回ご紹介するのは黒魔術の島と呼ばれるフィリピン・シキホール島。
フィリピン中部に位置するその島は、豊かな自然と穏やかな人々が生み出す、優しくてどこか懐かしい雰囲気に包まれています。フィリピンの他の観光地とは異なり、比較的静かで観光客が少ないため、リラックスした時間を過ごしたい方にはもってこいの場所。
そして実は、そんなシキホールにも語学学校があるんです!こちらの記事ではそんなシキホール島で5日間過ごした私が感じたシキホールの魅力をご紹介いたします。
- シキホール島って?
- 黒魔術の噂
- シキホール島への行き方
- 日本からフィリピンへのフライト
- セブまたはマニラからドゥマゲテへの国内線
- パターン① ドゥマゲテ→シキホール島へのフェリー
- パターン② セブ島→シキホール島へのフェリー
- フェリーの予約方法
- シキホール島についてからの移動手段は?
- シキホール島の魅力
- 自然の美しさと穏やかな人々
- 静かで治安の良いリゾート地
- シキホールのおすすめ観光スポット
- Cambugahay Falls(カンブガハイ滝)
- SALAGDOONG BEACH(サラドンビーチ)
- San Isidro Labrador Church(サン・イスドロ・ラブラドール教会)
- Balete Fish Spa & Balete Tree -ドクターフィッシュと魔女の木-
- Cantabon Cave(カンタボンケイブ)
- ボホール島への日帰り旅行
- 総じてシキホールは留学に最高の環境!
- SLAcademyを通してシキホール全体に「島留学」しているような感覚
- 清潔感のあるお部屋と素敵な食事
- 日本人が少なく、ヨーロッパからの留学生や観光客とも触れ合える場所
シキホール島って?

7000以上の島々からなる国、フィリピン。
シキホール島はフィリピン中部に位置する美しい島で、セブ島の下にちょこんと存在します。その大きさは約340平方キロメートルで、日本で言うと淡路島ぐらいの大きさになります!
黒魔術の噂

シキホールと検索すると、400年以上前から「魔女が住む島」「黒魔術が行われる島」というように、フィリピンの人々まで気味悪がるような島だという情報が出てくるのですが、実際のところ魔術の影などほぼありません。私はこの黒魔術をちょっと楽しみにしていたので、少し寂しさを覚えました笑
ただ、実際にお世話になった現地の方に話を聞いてみたところ、今でも一部で薬草を用いた伝統的な治療法が行われていたり、観光客向けに伝統的な儀式を体験できるツアーなどがあるようです。
フィリピンでは激安でお馴染みのマッサージも「白魔術」に分類されており、イメージする黒魔術とはだいぶ異なった、もっと身近な存在のようでした。
私もシャーマンを紹介してもらおうかなと思ったのですが、「彼が今も生きているかわからない笑」という状況で、体験までは至らなかったのですが、一種のエンタメとして今でも伝統文化は根付いているようです。
ちなみに現地のお土産屋さんでラブポーションが販売されていました(買えばよかった…)
シキホール島への行き方

↑何気に今回で4回目?の渡航である息子(3歳)も飛行機は毎回ワクワクしています。
日本からシキホール島への直行便はまだありません。しかし、行き方としていくつかあるので以下、ご紹介します!
日本からフィリピンへのフライト
まず、日本の主要空港(成田、羽田、関西、福岡など)からフィリピンの主要都市であるセブやマニラへの直行便があります。セブのマクタン・セブ国際空港またはマニラのニノイ・アキノ国際空港に到着することが一般的です。※現時点でクラーク空港からはこの後の行程のドゥマゲテへの直行便は出ておりません。
セブまたはマニラからドゥマゲテへの国内線
セブもしくはマニラから、シキホール島への最寄りの都市、ネグロス島の南東部に位置する「ドゥマゲテ市」へ国内線を利用します。セブ・パシフィック航空やフィリピン航空などがこのルートを提供しています。私たちは今回セブ島経由にしました。理由としてはターミナル移動が徒歩5分と、とても簡単だからです◎
この日はまっすぐシキホールへ向かってもよかったのですが、子連れとなるとやはり体力を消耗するので、ドゥマゲテのホテル[M.YHotel]に1泊することにしました。
朝食付きで1泊5,000円と比較的安価でしたが、クオリティは大満足です!

翌日はホテルからトライシクルでドゥマゲテ港へ向かいます。
ちなみにドゥマゲテでは日本円に両替できる両替所があまりありません。両替出来たとしてもかなりレートが悪いです…。最近では[1ペソ=2.6円]のところ、私がドゥマゲテで両替した際[1ペソ=3.57円]という脅威の数字でした。マニラやセブで両替しておくか、現地でフィリピンペソで下ろせる国際キャッシュカードの持参をお勧めいたします。

パターン① ドゥマゲテ→シキホール島へのフェリー
ドゥマゲテ港からシキホール島へは、フェリーが運航しています。フェリーの所要時間は船の種類にもよるのですが、ジェット船で約30分、ゆったりのんびりタイプの貨物船のようなものだと2時間ほどかかります。値段で言うと800円〜3000円ぐらいの差があります。
時刻表は繁忙期など、時期や天候によって変わるため、事前に確認が必要になるため、私たち留学カウンセラーにお気軽にご相談ください!
ちなみに今回私たちは費用をケチって800円/1人でMONTENEGRO(モンテネグロ)という貨物船のようなものに乗りました。1時間30分ぐらいかかったのですが、その分船は揺れず穏やかにボーーーっとできたのでこれはこれでアリかなと思いました。

パターン② セブ島→シキホール島へのフェリー
セブ港(ピア)からも、シキホールへのフェリーが運航されています。
ドゥマゲテからとは違ってシキホールまでの所要時間は約4〜5時間と長め。まず、ピアへはマクタン・セブ国際空港から40〜50分ほど移動したセブシティにあります。その中にもいくつか港の種類があるので、船のチケットを取得された際に乗り場を事前に確認しておくとスムーズです。
フェリー会社はオーシャンジェットをはじめいくつかあるため、各会社の運航スケジュールや料金を比較して、ご自身に合った便を選びましょう。途中ボホール島を経由する船もあるそうです。
フェリーの予約方法
フェリーのチケットは事前にオンラインで予約することができます。特に観光シーズンや連休中は混雑することがあるため、早めの予約をおすすめします。
このように、セブからシキホール島へは飛行機とフェリーを利用してアクセスすることになります。2万円ぐらいでセブからプライベートジェットでシキホールに飛ぶこともできるらしいですが…レアケースだそうです。
また、近い将来マニラからシキホールまで直行便が出るそうなので、フェリーの旅を楽しむのであれば今のうちかもしれません!(2025/03/28現在)
フェリー予約はこちらから「Ocean Jet」

シキホール島についてからの移動手段は?
シキホール島に到着後は、トライシクルやバイクレンタルを利用して島内を自由に移動することができます。島の主要観光スポットは比較的近くにあるため、気軽に回ることができます。
他エリアと比較して珍しいのは、タクシーがほぼないということと、バイクが運転できる方であればバイク自体をレンタルしてしまった方が安いかも、という点です。

衝撃だったのはガソリンのセルフサービス。 コカ・コーラのガラス瓶に入ったガソリンを各自注ぐスタイルでした笑

シキホール島の魅力

自然の美しさと穏やかな人々
シキホールの魅力はなんと言っても自然豊かな環境と、そこで生活する人々です。
エメラルドグリーンの海、そしてジャングルの中には美しい滝などが存在します。
時期によっては藻が多く発生する時期などもあるのですが、年間を通して穏やかな海を楽しむことができます。サンセットのタイミングはさまざまな国籍の観光客が海沿いのBarなどでフィリピンビールのサンミゲルライトを片手に、夕陽が沈むのを静かに見守ります。
静かで治安の良いリゾート地

シキホールはまだまだ認知度が低く、観光客が少ない島になります。しかし、アジアの観光客が多いセブ島とは違ってスペインやドイツ、フランスなど、ヨーロッパ各地からの観光客が目立つのが特徴です。
島全体に静かで落ち着いた雰囲気が漂っているので日々の喧騒から離れてリラックスしたい人にとってまさに理想的な場所…!
さらに、小さな島の人々のコミュニティで成り立っている島なので、悪事を働く人がおりません。
サリサリストア(フィリピンのタバコ屋さん的なコンビニ)に行くとレジは開きっぱなし。道路沿いにバイクに鍵をかけずに駐車したとしても誰も盗んだりしません。もちろんマニラなど都会ではそのようなことは絶対にやってはいけないので、さすが!小さな島ならではの治安の良さを感じることができます。
シキホール島のおすすめ観光スポット
小さなシキホールですが、いくつか観光スポットがあったり、船で隣の島にも行くことができます◎留学生であれば土日を利用して1泊2日の旅に出てもいいかもしれません。
Cambugahay Falls(カンブガハイ滝)

シキホール島の人気スポットの一つ。美しい淡水の滝と自然のプールを楽しむことができます。
周囲のジャングルの中を散策したり、木にぶら下がったロープを使ってターザンのように水に飛び込むチャレンジができます。
↓3歳の息子もチャレンジしました笑

SALAGDOONG BEACH(サラドンビーチ)

白い砂浜と透明度の高い海が広がるビーチが魅力!シュノーケリングに最適なスポットで、色とりどりの熱帯魚や珊瑚礁を観察することができます。

やっぱりセブ島などと違って人がそこまで多すぎないのがいいですね◎
San Isidro Labrador Church(サン・イスドロ・ラブラドール教会)

18世紀に建てられた歴史的な教会で、美しい石造りの建物が特徴です。ステンドグラスがとても綺麗でした。

Balete Fish Spa & Balete Tree -ドクターフィッシュと魔女の木-

島の中心部にある樹齢400年の巨大なBalete tree(バレテの木)は、「魔女の木」として伝説が残っています。この木の下では昔むかし、シャーマンが人々を癒す治療を行っていたとか…
今はその下の池でドクターフィッシュの“アレ”を体験できます。

ドクターフィッシュ、大きすぎです。もはや鯉や鯛に見えました。
ここで一人の男性にたくさんのフィッシュが…

ここに来るために3日間脚を洗っていないんだぜ!と意気揚々と話してくれました。

Cantabon Cave(カンタボンケイブ)

アドベンチャー好きにおすすめなのがこちらの洞窟体験!約40分ほど真っ暗な鍾乳洞の中を突き進みます。湿った硬い岩肌を歩くので転ばないよう要注意!水深3mもある水の中も泳いで進まなければならないのでライフジャケットは必須です。
ボホール島への日帰り旅行

フィリピンの中部に位置するボホール島。
セブ島の留学生もよく週末のアクティビティで出かける島になります。チョコレートヒルズという約1,200個の小さな丘が広がる光景が見られたり、世界で最も小さな霊長類であるターシャ(メガネザル)の生息地としても有名です。

まるでファンタジーの世界に来たかのような景色!

ストレスに弱いターシャは大きな音を聞いただけでショック死してしまうと言われています。
総じてシキホールは留学に最高の環境!

そんなシキホールに唯一存在する英語学校がこちら、SLAcademyです。以下、おすすめポイントを3つにまとめました!
SLAcademyを通して、シキホール全体に「島留学」しているような感覚
私が今回驚いたのは、学校内にキッチンスタッフのガールフレンドや、近所の少年が毎日ふら〜っと遊びに来ている光景です。と言うのも、他校では24時間セキュリティが正門の前に銃を携えて警備しており、外部の人間が入れないようになっているからです。
じゃあこのシキホールの学校はセキュリティが薄いの?いいえ、決してそう言うわけではありません。シキホール全体が安全すぎるのです笑
みんな顔見知りの環境なので、「元気〜?」と自然と集う場所になっています。

講師の数は5-6名、生徒も多くて20名ほどなのでとてもアットホームな環境。
他校だと講師と一緒に外出することが禁止されていたりするのですが、こちらのSLAcademyでは講師と一緒になんとナイトクラブなんかにもお出かけ可能です!あ、夜遊びを推奨しているわけではなく、あくまでも文化体験の一つとして、です。
清潔感のあるお部屋と素敵な食事

いかがでしょうか!この開放的なバンガロータイプ。
他校ではあまりないのですが、SLAcademyは観光客への宿としても提供しているお部屋に滞在することになります。部屋数も多くないので、閑散期でも観光客がお部屋を確保してしまう可能性があります。検討される方はお早めにCEBU21へお問い合わせを!

↑比較的お値段を抑えられる3-4人部屋もあります。

学校にはキッチンもあり、その場で食事を作ってくれます。
他校では韓国料理が多い中、こちらの学校はスペイン資本。ヨーロッパの生徒さんが多いということもありフィリピン料理が多く、味はどれも美味しかったです!
日本人が少なく、ヨーロッパからの留学生や観光客とも触れ合える場所

SLAcademyはスペイン資本とフィリピン資本、そして少し日本資本が加わった学校です。
校内にはスペインやドイツからの留学生もちらほら。なかなかセブ島などの他エリアでは見かけない国籍の留学生になります。
また、先程述べた通り、シキホールは認知度があまり高くありません。しかし、一部では「一度訪れたらもう一度行きたくなる島」として噂になっているようで…!元々スペインの植民地であった名残も強く、スペインをはじめ、ドイツ、フランスの観光客もよく見かけます。韓国人や中国人はほとんど見かけません。授業が終わったらビーチサイドへ出かけてみてください。早速生きた英語を使うことで、思わぬ出逢いがあるかもしれません。

おわり

豊かな自然と独自の文化、そして温かい人々に囲まれた特別な場所シキホール島。
「島留学」を体験できるここでのフィリピン留学はまさに唯一無二。
フィリピン留学を検討中の方、「シキホール」という選択肢はいかがでしょうか。美しい島と心温まる出会いがあなたを待っています!